保健師の役目
保健師というのは、厚生労働大臣認定の国家資格を持った保健指導をする人のことを言います。
それは保健師助産師看護師法に知るれているところです。
参考URL:http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S23/S23HO203.html
実際、多くの保健師さんは自治体の保健所、保健センターといった公的機関において、
看護職の立場で地域保健、福祉活動を行っているんです。
保健師は地域に住んでいる全ての人の健康な生活を
おくることができるように公的責任を負って活動しているのです。
高齢者の補助も
最近は少子高齢化の傾向もあり、一人ずまいの高齢世帯も数多くあります。
援助を求めてくる人だけではなく、病気が進んでいても、
家庭の事情や金銭的な問題で公的サービスを受けていないという人もいるのが現状なのです。
病院にいっては家族に迷惑をかけてしまう、と思っている方や、
実際にいく手段がなくて病気であるにも関わらず治療しないまま進行してしまい、
気がついたときにはすでにかなり進行、悪化してしまっているということもあります。
ですから、保健師として、健康診断、その他色々な届出などから、
その人の抱えている保健的な問題を見つけて解決するという大変な業務をになうことになるのです。
業務の意味とは、地域福祉、この一言につきるのではないでしょうか。
この地域福祉を実現するためには、常に話を聞いたり情報を目にする
という心のアンテナをはっておくスキルが必要だと思います。
また、同時に的確な判断ができる判断力も求められています。
地域で発生している保健的な問題を見つけ、解決する、これが保健師の業務ではないでしょうか。
そして、この業務をまっとうすることによって、街全体がいきいきとしたものになります。
市民一人ひとりの幸福が街全体、市全体、
最終的には国全体の健康につながっていくのだと思います。
また、私が思うに、健康と一言でいっても、
それは病気などといった体に関することだけではないと思っています。
心も健康でなければ健康とはいえません。
いくら五体満足な体があったとしても、精神面での充実がないと人間はイキイキとできないものです。
心が健康であると、いろんなことに挑戦したり、毎日を快適にすごしたり、生活リズムが整ったりと、
最終的には体の健康も増進することができますが、心が不健康だと、
生活時代が味気ないものになるばかりか、働いたり、
勉強したりというとても生活にとって大切な部分にまで支障をきたしてしまうことにもなるのです。
保健師業務の中で訪問相談や、相談会などがあるのはそのためです。
特に看護をおこなっている家族の方のストレスというのは目に見えないけれども
相当のものであると認識しています。
ですから、介護する方自身の健康もおびやかさいように、みんなが健康でいられるように話を
聞いて問題があれば解決してあげるのも保健師の重要な業務の一つだと思っています。
また、保健師は市町村以外にも、病院や診療所の訪問看護部門に
配属になるという選択肢もあります。
在宅患者とのパイプ役としての役目もとても重要なんですよ。