学校選び
保健師を目指すと決めると学校を選ぶことになります。
保健師になるには、保健師国家試験を受けないといけません。
保健師国家試験受験資格を得ることができる学校は大学、専門学校、短大や
大学の専攻科などがあります。
保健師の国家試験を受ける人は今、大学卒業生が一番多いです。
何故かというと看護師国家試験受験資格に必要な授業を受けていると、
もれなく保健師国家試験受験資格をもらえるからです。
(ちょっと違う大学もありますが、まだまだもれなくもらえる大学は多いです)特に保健師を
目指すからといって、看護師国家試験に必要な授業に追加して授業を受ける必要はありません。
大学なので4年間で卒業、高校卒業後ストレートでいけば
22歳で保健師国家試験受験資格を得ることができる訳です。
でも、欠点もあります。
看護師と同じ授業内容で保健師国家試験受験資格を得ることができるので、
看護師国家試験と保健師国家試験を同時に受けることになります。
簡単なようですが看護師国家試験の準備もものすごく大変なので、
それに加えて保健師国家試験となるので結構大変です。
専門学校など
専門学校、短大や大学の専攻科は看護師国家試験受験資格を既に持っている人が行くところです。
基本的には保健師国家試験受験資格を得る為だけに行く学校なので、
本格的に保健師になりたいという人が多いです。
3年生の専門学校や短大を卒業した人であれば高校卒業後看護学校をストレートで
卒業した人であれば大学と同じ22歳で保健師国家試験受験資格を得ることができます。
みっちり1年間保健師の勉強をしますので、保健師としての知識を得ることができます。
大学と同様、いいところがあれば悪いところももちろんあります。
大学のようにおまけ的についてくるものではないので、
最終的に保健師として就職若しくはその知識を生かすことができなければ
1年間は本当に無駄になってしまいます。
1年間という期間、時間的な問題だけではなく、新たな学校に入学する訳ですから入学金、
実習費、教科書実習着代等の諸費用が水の泡になります。
いよいよ保健師国家試験資格を得て保健師国家試験を受け受かったとしても、
保健所や市町村、企業、病院で働ける訳ではありません。
もちろん、保健所や市町村であれば県や市町村の採用試験、
企業であれば就職試験を受ける必要があります。
県や市町村の試験は専門的知識だけではなく、
教養試験もありますので採用試験の勉強をしなくては受かることは難しいです。
また、ストレートで受験するのであれば問題ありませんが年齢制限もあります。
年齢、学費、期間等を考えると大学が一番良いように思いますが、
市町村や県で保健師として働きたいと考えているのであれば大学4年のときに看護師国家試験、
保健師国家試験、採用試験を同時進行して勉強しないと行けないので本当に大変です。
看護師国家試験に落ちて、保健師国家試験に落ちると
保健師国家試験の合格は取り消されてしまうので、本当に本当に大変です。