保健師として働く
保健師として国家試験をうけ保健師国家資格を得てから保健師として働く訳ですが・・・・。
保健師が働く場所には大きく3つぐらいに分かれます。
1つ目は保健所や市町村などの行政で働く保健師さん、
2つ目は企業で働く産業保健師さん、3つ目は病院で保健師業務を担う保健師さんです。
保健所や市町村であれば県や市町村の採用試験を受け、
めでたく合格した場合、立場としては公務員として働くことになります。
公務員ですので、収入は安定しています。
専門職になりますが、夜勤もなくあくまでも市町村の職員になりますので
高額の収入がもらえる訳ではありません。
しかし、ながーーーく勤務すれば確実に昇給はあり、福利厚生は充実していると思われます。
テレビでよく出ている橋本大阪市長が
「国から市町村へお金を移行し、権限も市町村へ与えるように」と言っています。
実は保健師の仕事もその渦の中にあります。
ここ10年ぐらいで一気に市町村の保健師さんが担う仕事が増えました。
(ほとんど行っていると行っても過言ではありません)
人手不足が騒がれている保育士の仕事も増える一方で、大阪の公立保育園の求人も増えていますし、こちらの対策についても改善に向かうといいなと思います。
要は、保健師であっても保育士であっても働く場所は多岐にわたるということですね。
仕事内容
仕事の内容としては、妊婦さんへの指導、精神障害者への訪問、
担当地区がどのような問題を抱え解決の為にはどのような動きをしたら良いか考え実施する等です。
それ以外にも公務員なので、市町村で行われる行事参加や選挙の準備等も行います。
企業の保健師さんになると、自分が所属する会社の従業員さんの健康管理を担います。
保健師を採用している企業の多くは、1000人以上従業員がいる大きな企業です。
正規社員としての採用であれば、高額の収入も望めます。
従業員さんが1年に1、2回うける健康診断の予定を立て、その結果体に異常のあった従業員さんが、
病院に確実に受診できるように病院の紹介や部署との調整を行ったりします。
また、肥満気味で今後、病気になりそうだな・・・・と思われる人であれば、
食事や運動のお話をして病気にならないように予防するなどが仕事です。
そして今一番産業保健師さんにとっての大きな仕事は、従業員さんがうつ病にならないようにすること、
うつ病になった人の病状が悪くならないようにすることです。
日本は働きにくい状況にあります。
それに伴ってうつ病に以前かかっていた人、今かかっている人、
かかりそうな人は働いている人の中にたくさんいます。
企業保健師さんは、うつ病が悪化もしくは発症しないように従業員さんをカウンセラーに紹介したり、
受診してもらえるように部署と調整したり、うつ病になりそうな人がいないかどうか医師と相談して
検査等をしています。
病院に勤務する保健師さんは人間ドックや健康診断にきた人の健康を守ります。
産業保健師と同様、体に異常のあった人が異常のあった臓器を担当する部署
(例えば糖尿病科、循環器科、皮膚科など)に受診できるように部署との調整を行います。
病気にならないように予防することも仕事です。
例えば肥満気味で今後、病気になりそうだな・・・・と思われる人であれば、
食事や運動のお話をして実施できるように一緒に一週間の計画を立てたりします。
代表的な仕事を紹介してみました。