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  3. 保健師資格の難易度

保健師資格の難易度

保健師になるための勉強

国家資格の合格率

保健師になるには保健師資格が必要です。
保健師資格を取得するには3つの条件を満たす必要があります。

  • 看護師資格を保有している
  • 保健師養成学校で学び保健師国家資格の受験資格を得ること
  • 保健師国家試験へ合格する

この条件を満たすには2つの方法があります。

  • 保健師指定養成校の認可を受けた看護大学を卒業して看護師と保健師の国家試験を受ける
  • 看護師として実績を積んで、保健師学校で勉強して保健師国家試験に合格する

では、保健師国家試験の合格率はというと平成31年に2月に実施された試験のデータでは81.8%(新卒者は88.1%)だそうです。
かなり高いですよね。
保健師養成学校でしっかり学ぶことを確認するため試験なので合格率は高めです。

保健師養成学校への入学が難しい

ただ、保健師養成学校への入学がかなり難しくなっています。
国内には10数校しかなく、定員も10~30人のため入学するのが大変であることがわかります。
大学の看護部からも保健師資格を取得できますが、希望者が多いと成績上位でないと試験を受けられない可能性があるそうです。
保健師になるのはかなり大変ですね。
保健師養成学校の入学試験は適性診断、面接、小論文です。
看護系予備校での対策が必要だと思います。独学だと最近の国試対策用の問題集でコツコツやることになりますが、相当な努力が必要です。

保健師養成学校の学費

学校に入学すると学費がかかります。学費の内訳は入学金や授業料、実習費などです。
金額は学校によって異なりますが、100万円から200万円ほどかかるようです。
大学からの編入だと200万円から400万円ほどです。
高額な費用ですが、看護師から保健師を目指す場合「保健師支援制度」を採用している病院だと学費の一部を負担してくれます。
支援制度のある病院へ転職するのも一つの手段ですね。
東京都だと看護師等修学資金貸与事業という制度があります。
貸与ですが保健師資格取得後、指定施設へ5年勤務すると返還免除の規定もあるので、利用してみてもいいかもしれません。

看護師になるためには試験だけではなく、受験資格を得ることも大変です。
国家資格は養成学校でしっかりと学んでいれば、かなり高い合格率になっています。
受験資格を得るために保健師養成学校への入学や看護大学で上位の成績でないといけません。
現役なら比較的時間がありますが、看護師として働きながらだとかなり大変です。
費用に関しては支援制度を上手く利用し看護師を目指していければと思います。